低熱膨張合金トップメーカーの新報国マテリアル、ランサムウェア被害を公表情報流出は確認されず

2025年11月7日

概要: 新報国マテリアル株式会社は、2025年5月21日に社内サーバーがランサムウェアによる不正アクセス被害を受けたことを2025年11月7日に公表しました。
被害状況: 社内サーバーのファイルの一部が暗号化され、バックアップデータの一部が削除されました。
情報流出: 外部専門機関による詳細調査の結果、現時点において、取引先の機密情報や従業員の個人情報の流出は確認されていません。
経緯と原因: 外部の攻撃者がネットワーク機器に侵入し、ランサムウェアを実行したことが原因です。マルウェア自体に外部との通信機能はありませんでした。
業務への影響: 被害発生の翌日（5月22日）には社内システムを仮復旧させており、生産活動への支障は発生していません。業績への影響も軽微であるとしています。
公表の遅れ: 被害発生から公表まで時間を要したのは、不完全な情報による混乱を避けるため、被害状況の正確な把握と詳細調査（特に情報流出の有無）を優先したためと説明しています。
再発防止策: ネットワーク機器の設定刷新に加え、新たに「早期侵入検知ツール」を導入し、セキュリティリテラシー向上のための教育も強化するとしています。