地方独立行政法人神奈川県立病院機構は11日、神奈川県立循環器呼吸器病センター(横浜市)において、患者107名分の個人情報が漏えいしたと発表しました 。原因は、同センターの医師らが学会誌のオンライン版に投稿した論文の付録図表が、個人情報を含む元データを閲覧できる形式になっていたためです 。

11月11日(火) 神奈川県立循環器呼吸器病センター
- 経緯: 令和7年6月20日に掲載された論文の付録図表(パワーポイントにエクセルグラフを貼り付けたもの)が、編集機能で元データを閲覧できる状態でした 。同年11月3日にセンターの医師が気づき、漏えいが判明しました 。
- 漏えいした情報: 平成21年から令和5年12月までに同センターで過敏性肺炎と診断された患者107名分の氏名、ID、生年月日、治療歴、検査結果などです 。
- 原因: エクセルグラフの貼り付け方法に関する理解不足と、投稿時のチェック不足により、元データが閲覧可能な状態であることに気づかなかったためです 。
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対応: 11月5日に学会がデータをPDF形式に差し替え、閲覧不可の状態になりました 。センターは対象患者107名に謝罪連絡を行うとともに 、再発防止策を徹底するとしています 。現時点で、個人情報が他に流出した事実は確認されていません 。

神奈川県立循環器呼吸器病センターでは、2025年8月にも人的ミスによる個人情報漏えい事案が発生しています。
この事案は、センター主催の高校生向けイベントの申込者複数名に宛てた電子メールにおいて、他の申込者の氏名、学校名、住所、電話番号、参加動機などの個人情報が記載されたまま送信されたもので、原因は、メール送信時の本文確認不足とされています。
※以上のタイトルおよび要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。

