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群馬県教育委員会は26日、県立太田高等学校において、部活動体験会に参加を申し込んだ中学生81人分の個人情報が、インターネット上で一時閲覧できる状態になっていたと発表しました。

11月26日(水) 群馬県

県立高校における個人情報の漏洩について


発表によりますと、閲覧可能となっていたのは、今年10月22日から11月20日までの約1カ月間です。同校のホームページ上に設置された部活動体験会の申込フォームにおいて、設定に誤りがあったため、新たに申し込みを行おうとした人が、すでに登録された他の中学生の情報を閲覧できる状態になっていました。

 流出した情報は、参加を希望した中学生の氏名、在籍する中学校名、学年、参加部活動名、交通手段の5項目です。県教委によると、これらの情報は画面上で順不同に表示されており、特定の個人の氏名と中学校名などが直接結びつく形ではなかったとしています。また、現時点でこの件による二次被害の報告は確認されていません。

 11月20日、申し込みを行った人から「他人の情報が見られる」との指摘があり発覚しました。学校側は直ちに設定を修正し、閲覧できない状態に戻すとともに、対象となった中学生とその在籍中学校に対して謝罪を行いました。

 県教育委員会は、今年度に入り同様の設定ミスによる情報漏洩が複数件起きていることを重く受け止め、すべての県立学校に対して今回の事例を共有し、再発防止に向けた確認作業を徹底するよう指示を出しました。



※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。

 

2025年度に群馬県立学校で発生した「設定ミスによる情報漏洩事案」は、本年度2件目となる太田高校の件を含め、以下の通り複数確認されています。

 

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2025年度の主な類似事案:

 

  1. 県立中央中等教育学校 オープンスクール申込フォームでの漏洩

  2. 県立太田高等学校 学校公開申込フォームでの漏洩

  3. 県立渋川女子高校 情報共有アプリ招待メールの誤送信

    • 発生日: 2025年7月15日(公表はその後)

    • 概要: 教員が前任校(高崎北高校)の業務用アカウントを誤って使用し、招待メールを送信。これにより、渋川女子高校と高崎北高校の生徒同士で一時的に氏名が閲覧できる状態になりました。

    • 原因: アカウントの切り替えミス(設定・操作ミスの一種)。

    • 根拠: 県立高校における情報共有アプリへの招待メールの誤送信について
       

  4. 県立勢多農林高校 アンケートフォーム誤送信


これらの事例から、今年度は特にWebフォーム(Googleフォーム等)の設定ミスクラウドサービスの共有設定ミスに起因する情報漏洩が相次いでいることがわかります。県教育委員会が「同様の事例等を全ての県立学校に共有」と指示を出しているのは、こうした背景があるためです。