株式会社タマダホールディングスグループ（本社：石川県金沢市）は2025年11月27日、同社グループのサーバーに対する外部からの不正アクセスが発生した件について、調査結果と対応状況を発表しました。
11月27日（木） タマダホールディングスグループ
同社の発表によると、不正アクセスの発端は11月10日（月）に検知されました。外部の専門家と連携して調査を行った結果、悪意ある第三者が「総当たり攻撃（ブルートフォース攻撃）」を行い、社内ネットワークゲートウェイの認証を突破して一部のサーバーへの侵入を試みていたことが判明しました。
同社は攻撃を検知した直後、被害拡大を防ぐためにネットワークの遮断措置（隔離）を実施しました。この早期の対応により、現時点において顧客や取引先の個人情報を含む情報の外部流出は確認されていないとしています。
現在は、全サーバーおよびPCのウイルス検査、パスワードの再設定、監視体制の強化などのセキュリティ対策を実施した上で、安全が確認されたシステムから順次復旧作業を進めています。一部のサーバーについては引き続き利用を停止しています。
同社は既に警察および関係省庁への届け出を行っており、今後も関係機関と連携しながらシステムの全面復旧と再発防止策の徹底に取り組むとしています。
※タイトルと要約は、AI（Gemini）が生成したものをベースにしています。
タマダホールディングスグループは、「タンクのタマダ」として業界で広く知られ、ガソリンスタンドの地下タンク製造で国内トップシェアを誇る、石川県金沢市の有力メーカーです。
グループ内にIT企業（ラバジャバシステム株式会社）を持ち、タンクの在庫管理や漏洩監視システム（TAMOS）などを自社開発するなど、業界内でもIT活用に積極的な企業です。
今回のインシデント対応やセキュリティ対策においても、ラバジャシステムが中心的な役割を果たしていると考えられます。
