近年のテクノロジーの進化に伴い、小学生のデジタルツール活用が急速に進んでいます。本稿では、ベネッセ教育総合研究所による「小学生の生成AI利用実態調査」と、テレビ朝日およびCA Tech Kidsが共催した小学生向けプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2025」の結果をもとに、現代の子どもたちがどのように最新技術と向き合い、活用しているのかをまとめてみました。
3月4日(水) ベネッセコーポレーション
全国の小学生は生成AIをどのように使っているのか?【AI利用アンケートをAIで分析!】 | ベネッセ教育情報サンプル数:1,032
認知度は7割超、学習のサポートとして浸透する生成AI
ベネッセが公開した調査結果によると、小学生の74.7%が生成AIについて「知っている」と回答し、さらにその中の80%以上が実際に利用した経験があることが明らかになりました。具体的な利用シーンとしては、授業や勉強でわからないことの調べものや、宿題のサポート、作文やレポートなどの文章作成といった学習目的が上位を占めています。
創作活動のアイデア出しや相談相手など、用途は多様化
AIの用途は学習面にとどまりません。イラストや画像、動画・音楽の制作といった創作活動のアイデア出しに使ったり、友達には話しづらい悩みを打ち明ける相談相手として活用したりするなど、子どもたちならではの柔軟な発想で様々な場面に生成AIが取り入れられています。単に答えを検索するだけでなく、自身の思考や表現の幅を広げるためのツールとして活用されている実態が浮き彫りになりました。
2月28日(土) CA Tech Kids(Tech Kids School)
2025年度全国No.1小学生プログラマー決定!小学生のためのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2025」受賞者発表
テクノロジーの進化で高度化するプログラミングコンテスト
こうしたテクノロジーを活用する力は、自らサービスを生み出すプログラミングの場でも存分に発揮されています。2026年2月28日に本選決勝が開催されたプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2025」では、全国から過去最多となる11,554件の応募が寄せられました。生成AIなどの技術を取り入れることで、応募作品の完成度や表現手法は年々高度化しています。
身近な課題を解決する力:優勝作品「Razomap」が示す可能性
本年度の総合優勝に輝いたのは、香川県の小学6年生が開発した参加型のバリアフリーマップアプリ「Razomap」です。だれもが安心して外出できる社会の実現を目指し、利用者自身が施設のバリアフリー情報を投稿してマップを充実させていくという実用性の高い仕組みが評価されました。このほかにも、将来の仕事探しをサポートするアプリや、家庭内でのお手伝いとお小遣いを管理するシステムなど、身近な課題や社会問題の解決を目指したアプリが多数入賞しています。審査員からも、子どもたちが自ら課題を設定し、それを解決するソリューションとして実装する力が高く評価されました。
現代の小学生はテクノロジーを受動的に消費するだけでなく、自らの学びを深め、社会課題を解決するための能動的なツールとしてすでに使いこなしていることがわかります。生成AIやプログラミングが当たり前の環境となる中、大人たちには、子どもたちの挑戦を後押ししつつ、ツールの適切な使い方やリテラシーについてともに話し合っていく姿勢が求められていると言えるでしょう。
※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。
