愛知県内の複数自治体で大規模なシステム障害が発生
愛知県内の複数自治体において、住民票の転入・転出手続きなどができなくなる大規模なシステム障害が発生しています。常滑市、東郷町、大治町の各公式ホームページの発表によると、いずれの自治体においても2026年3月18日の午後1時50分から55分頃にかけて一斉にシステムの不具合が発生しました。翌19日の午後になっても復旧には至っておらず、各役場において一部の窓口業務が利用できない状態が続いています。
3月19日(木) 常滑市
3月19日(木) 東郷町
【重要なお知らせ】(3/19午後5時現在)転入、転出など一部窓口での手続きがご利用いただけません/東郷町
3月19日(木) 大治町
【継続】システムの不具合による窓口業務の一部停止について(令和8年3月19日12時00分時点)/大治町
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基幹系システムのトラブルによる行政サービスへの影響
この障害により、住民の転出入の手続きといった重要な行政サービスに影響が出ています。大治町のホームページでは今回のトラブルについて「基幹系システムの不具合」と説明されています。また、報道によるとNTT西日本が運用保守を行っている、共通の基幹システムに何らかのトラブルが生じているとのことです。
今回障害が発生している東郷町、常滑市、大治町を含む全国の自治体は現在、国が主導する「地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化」という大きな方針に基づき、従来のシステム(個別のシステムや旧来の自治体クラウド)から、国が整備する「ガバメントクラウド」への移行を進めています。
各自治体の移行予定に関する状況は以下の通りです。
ガバメントクラウド(標準化システム)への移行時期
国は、すべての地方自治体に対し、住民基本台帳や税務、国民健康保険などを含む「基幹系20業務」のシステムを、令和7年度末(2026年3月末)までにガバメントクラウド上の標準準拠システムへ移行することを目標として定めています。
対象自治体の移行に向けた動き
今回障害が発生している3つの自治体も、この期限に向けた移行プロセスの真っ只中、あるいは大詰めの段階にあります。
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大治町
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令和6年度(2024年度)の当初予算案において、「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」の施行に伴うガバメントクラウドへの移行経費として、約3億円(301,354千円)を計上し、計画的に移行準備を進めていました。
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常滑市・東郷町
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両自治体とも、国の標準化法に基づき、令和7年度末(2026年3月)を目標としたガバメントクラウドへの移行計画を推進しています。特に常滑市は近年「デジタル市役所」の推進に注力しており、システム標準化に向けた動きを活発化させていました。
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今回の障害との関連性
今回ダウンしている住民票の転出入、納税、医療費受給者証の発行などを担うシステムは、まさに「ガバメントクラウドへ移行予定の基幹系システム」そのものです。
目標期限である2026年3月(現在)というタイミングを考慮すると、今回のNTT西日本のシステム障害は、新しいガバメントクラウドへ完全に切り替わる直前の「従来型システム(NTT西日本のデータセンターを利用した共同利用型システム)」で発生した機器トラブルである可能性が高いと言えます。
まさに今、これらのシステムを令和7年度末(2026年3月末)の期限に向けて、新しいガバメントクラウドへ引っ越しさせる大掛かりなプロジェクトが進められている最中でのトラブルと言えます。
※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。


