1967年、よつ葉乳業の前身である北海道協同乳業の創業以来、半世紀以上作り続けられてきたよつ葉のバター製品。加塩、減塩、食塩不使用、発酵バター等さまざまな商品を販売し、COOPやVALUE PLUS、セブンプレミアム等のオリジナルブランド商品としても展開されています。
そのバター商品の工場製造ライン機器のベルト部品が破損してベルト内の金属線(ステンレス)が破断し、製品の一部に混入している恐れがあることが判明しました。
以下の商品について、製造番号がCCで始まる7,397,360個(うち販売済の商品は約628万個)が回収・返金されています。
製品回収のお詫びとお知らせ|よつ葉乳業株式会社
消費者庁 厚生労働省
該当する製品は、シジシージャパン(CGC)、日本生協連(COOP)、コープこうべ(CK)、八社会(VALUE PLUS)、セブン&アイ・ホールディングス(セブンプレミアム)と別ブランドでも販売されていて、それぞれリリースが出されています。
「CGC北海道バター」「CGC北海道バター食塩不使用」の自主回収のお知らせ|シジシージャパン
【CO・OP 生協バター 150gをご購入のみなさまへ】 自主回収のお知らせとお詫び|日本生協連
コープこうべ商品「北海道十勝バター150g」自主回収のお詫びとお知らせ
「VALUE PLUS 北海道バター 食塩不使用」、「VALUE PLUS 北海道バター」に関するお詫び と商品回収のお知らせ|八社会
お詫びと自主回収のお知らせ|セブン&アイ・ホールディングス
健康被害の報告はないとのことですが、危険な状況ですのでしっかり報道されています。
一方で、こんな記事も掲載されています。
よつ葉乳業では、20年以上前にもチーズへの金属片混入による自主回収が行われたことがあります。このときは30万個の規模だったようです。
20年以上経過しているとはいえ、さらに大規模な回収となってしまうまで製造ラインの異常を検知できなかったことは、品質管理上の大きな課題であるといえます。
AI(Geminiです)も、リコールの対応は良いとしつつ、再発防止策が不十分との評価をしています。
ーーー(以下、Geminiの総評)
よつ葉乳業は、リコール発生時には公式サイトや消費者庁を通じて情報公開を行い、製品回収・返金といった標準的な対応は実施していると評価できます。特に2025年のバターリコールでは、対象製品が多岐にわたったものの、詳細な製品情報を提示して消費者の特定を助けようとする姿勢は見られました。
一方で、過去に金属片混入の事案があったことを踏まえると、今回の類似事案(金属線混入)の発生は、再発防止策の徹底という点で課題が残った可能性も指摘できます。リコール対応においては、迅速かつ透明な情報開示、誠実な顧客対応に加え、原因究明と実効性のある再発防止策を講じ、それを継続していくことが企業の信頼回復と維持にとって不可欠です。