ダイハツ工業は12月4日、軽商用車「ハイゼット」「アトレー」「ハイゼット デッキバン」
「アトレー デッキバン」および同社が製造しトヨタ自動車、SUBARU(スバル)へOEM供給している車両の計6車種について、スライドドアを閉めることができなくなるおそれがあるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出ました。
12月4日(木) ダイハツ工業
ハイゼット、アトレー、ハイゼットデッキバン、アトレーデッキバンのリコールについて(届出番号 5743)
対象となるのは、2021年12月から2025年5月にかけて製造された以下の車両で、手動式スライドドア仕様の計23万4,750台です。
ダイハツによりますと、スライドドアの開閉位置を規制する「ドアストッパ」の設計に不十分な点があり、ドアを勢いよく開けるとストッパ部分が変形する場合があるとのことです。そのまま使用を続けると変形が拡大し、最悪の場合、スライドドアがストッパを乗り越えて引っ掛かり、ドアを閉めることができなくなるおそれがあります。
改善措置として、各社の販売店にて全車両のドアストッパを点検し、先端のゴム部品を対策品に交換します。また、すでに金属部分に変形が確認された場合は修正修理を行います。
各社は対象車のユーザーに対し、ダイレクトメールなどで通知を行い、早めの点検・修理を呼びかけています。

※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。
ダイハツでは、過去にもスライドドアの不具合によるリコールが行われています。
2008年07月03日 アトレーワゴン・ハイゼット・ハイゼットデッキバンのリコールについて
※ドアが半ドア状態になり、走行中にドアが開いてしまうおそれがありました。
ハイゼット・アトレー系は商用利用が多く、ドアの開閉頻度も高いため、こうした機構部品の不具合がリコールにつながる要因となります。
なお、軽四輪車通称名別新車販売確報から算出すると、今回のリコールの対象車が製造された期間(2021年12月~2025年5月)に、OEMを含めて30万台以上販売されています。







