消費者庁は、ヤマハ発動機株式会社ならびにブリヂストンサイクル株式会社が販売した電動アシスト自転車用のバッテリーにおいて、火災を伴う重大製品事故が相次いで発生していることを明らかにしました。これらの事故はいずれもリコール(回収・無償交換)の対象となっている製品で起きており、同庁は改めて手元の製品を確認するよう注意を呼びかけています。
11月5日(水) 【火災】ヤマハ発動機 電動アシスト自転車 PA20BXLR
【無償修理】2016~2018年に製造された一部のPASバッテリー(X0T型及びX0U型)無償交換のお知らせ | ヤマハ発動機事故の状況:令和7年9月12日、埼玉県の駐車場で、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。
事故の原因:現在、調査中であるが、電池パックの不具合により、発火に至ったものと考えられる。
本件に関して事業者が重大製品事故として認識したのは令和7年10月23日
令和4年4月5日からリコールを実施。回収率は68.5%
※リコール対象は305,660台で、本事案以外に63件の火災と1件の火災・軽傷事故が発生
消費者庁公表資料
- 対象製品:ヤマハ発動機製 電動アシスト自転車「PAS」用バッテリー
- 製品名:PASリチウムイオンバッテリー X0T( 12.3Ah)、X0U(15.4Ah)


- 対象製品:ブリヂストンサイクル電動アシスト自転車及びLOUIS GARNEAU電動アシスト自転車のバッテリー
- 製品名:リチウムイオンバッテリー X0T( 12.3Ah)、X0U(15.4Ah)

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事故概要:充電中だけでなく、駐輪(保管)中にも発火事故が多数発生しています。
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原因(推定):いずれも電池パックの不具合が発火につながった可能性が高いと見られています。
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事業者対応:当該製品についてはメーカーが2022年4月5日からリコールを実施しており、指定の型番や製造ロットに該当する場合、無償で交換が行われます。
※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。
リコール対象となっているリチウムイオンバッテリーは、2016年8月9日~2018年12月29日に製造され、2016年~2021年に販売していたもので、電動アシスト自転車の機種一覧(ヤマハ発動機、ブリヂストンサイクル)に該当する場合、オンライン申込フォーム(ヤマハ発動機、ブリヂストンサイクル)から交換手続きができます。
なお、これらのバッテリー製品はいずれも中国で製造されたものです。
過去に消費者庁が公表したこの製品に関する事故(本年7月以降):

