オンライン地域掲示板サービスを運営する株式会社ジモティーは2025年12月5日、同社の社内開発環境の一部に対して第三者による不正アクセスが発生したと発表しました。マルウェア感染によるもので、当該環境に保存されていた一部の個人情報が外部からアクセス可能な状態になっていたことが判明しました。サービス本番環境とは分離されており、運営への影響はないとしています。
12月5日(金) ジモティー
同社の発表によりますと、不正アクセスを受けたのはサービスの本番環境とは切り離された開発環境です。2025年11月26日に不正アクセスの兆候を検知して遮断措置を講じましたが、その後の調査により、11月29日に情報の流出を確認しました。
現時点で判明している被害として、ユーザー2名のメールアドレスや通知設定などが外部からアクセスされた可能性があるほか、一部の従業員や社外協力者の氏名・メールアドレス、ユーザーが特定のカテゴリーに問い合わせた実績の有無(フラグ情報)などがアクセスされたことを確認しており、詳細な件数は現在精査中とのことです。
一方で、クレジットカード情報や銀行口座などの決済情報、ログインパスワード、住所、電話番号などの機密性の高い個人情報については、外部への流出は確認されていないとしています。また、自治体と連携して運営する「ジモティースポット」などの利用者情報への影響もないとのことです。
ジモティーは既に個人情報保護委員会への報告を済ませており、メールアドレスなどが閲覧可能となっていた対象者へは個別に連絡を行っています。その他の影響を受ける可能性のある関係者に対しても、12月中旬を目処に順次案内を行う予定です。
同社は現在、侵入経路の特定や詳細な影響範囲の調査を継続しており、再発防止策を含めた詳細については、確定次第、続報として公表するとしています。
※タイトルと要約は、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。
ジモティーは、「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」をミッションに掲げています。地域に埋もれがちな「不要品の譲り合い」「求人」「不動産」「サービス募集」「里親募集」「地域イベント」「仲間募集」など、多様な地域情報を「都道府県別」「市区町村別」に整理・掲載できる地域密着型のクラシファイドサイトです。
掲載も閲覧も無料で、個人・法人を問わず利用可能。投稿された情報を見た別の利用者が連絡を取り合って取引やマッチングを行える形式で、特に家具・家電などの大型の不要品の取引や、地域の求人、サービス告知などに使われています。
利用者数は月間で約1,000万人に達する規模です。
近年はオンラインだけでなく、オフラインの取り組みも強化しています。全国の自治体と提携協定を結び、不要品のリユースを促進する実店舗「ジモティースポット」を開設・運営しています。

