中央学院大学は2025年12月29日、同大学の情報システムがランサムウェア攻撃を受けたことを明らかにしました。攻撃が確認されたのは12月23日で、現在も学内ネットワークに広範な障害が発生しており、各種サービスに影響が出ています。
12月29日(月) 中央学院大学
【重要】本学情報システムに対するランサムウェア攻撃について | 中央学院大学
12月26日(金) 【重要】ネットワーク障害に伴う年末年始のお問い合わせ等について | 中央学院大学
12月24日(水) VPNを利用したサービスの利用停止について | 中央学院大学
12月23日(火) 学内情報ポータルサイト停止のお知らせ | CGUポータル | 中央学院大学
大学側の発表によりますと、今回の攻撃により学内のネットワークに障害が発生し、VPN(仮想プライベートネットワーク)を経由したオンラインデータベースや電子ジャーナルなどの図書館サービスが利用できない状態が続いています。また、メールシステムも機能不全に陥っており、外部からのメールによる問い合わせが受け付けられない状況となっています。
これを受け大学では対策本部を設置し、所轄の警察署と連携を図るとともに、外部のセキュリティ専門家の協力を得て、被害の全容把握と原因の究明を進めています。現時点でシステムの復旧時期は見通せていないということです。
大学は、年末年始期間中の問い合わせについて、メールではなく電話を利用するよう呼びかけています。通常業務の再開となる2026年1月8日以降に各部署へ電話で連絡するよう求めているほか、緊急の用件については総合受付にて24時間体制で電話対応を行うとしています。
同大学は「関係者の皆様に多大なるご不便とご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます」とコメントしており、新たな事実が判明次第、順次情報を公開する方針です。
※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。
主なシステム環境:※AI(Gemini)調べ
学内ネットワークやサーバー基盤といったインフラ面については、エイチ・シー・ネットワークスが主担当であることが複数の公表資料で確認できます。
1. ネットワーク・サーバー基盤・運用(重要)
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企業名: エイチ・シー・ネットワークス
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担当領域:
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学内ネットワークおよびサーバーの構築・運用を一括して担当しています。
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2022年の導入事例では、「回線から学内ネットワーク・サーバーまでワンストップで提供」したと公表されています。
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大学の125周年記念事業(2024年5月)の報告でも、「本大学全体のネットワーク環境の機器・運用を担当している」と明記されています。
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導入システム例: HPE Aruba(無線LAN・スイッチ)、認証基盤(ClearPass)、サーバー(HPE DL360 Gen10)など。
事例:回線から学内ネットワーク/サーバーまでワンストップ提供 | 学校法人中央学院 中央学院大学 様
2. 個別業務システムのベンダー
インフラ以外の特定のアプリケーションや業務システムについては、以下の企業が関わっています。
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施設予約システム
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企業名: ジャスウィル
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システム: 大学向け教務ソリューション「TriRCampus」の施設予約機能を導入しています。
施設予約システム|中央学院大学様 | 株式会社ジャスウィル
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eラーニングシステム (LMS)
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企業名: 日本データパシフィック
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システム: 「WebClass」を利用しています。
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