お知らせ、プレスリリース等が公表された国内のセキュリティ事案について、随時掲載します。
※リリースのリンク先が削除されていることがあります。
→ロゴのリンク先に、公表時のコピーを保存できている場合があります。
10月15日(水) 人吉市
個人情報漏えいのおそれがある事案の発生について / 人吉市事案の概要:人吉市は、ホームページ上に掲載していた地域計画のPDFファイルにおいて、白抜き文字で処理したはずの個人名が、コピーなどの操作によって確認できる状態で公開されていたことが判明したと発表しました。対象となったのは、地域内の農業を担う者一覧に記載された延べ235名(個人・法人)の氏名情報で、熊本県からの注意喚起を受けて確認した結果、令和7年10月2日に該当ファイルを非公開とし、氏名を削除した上で再公開したとのことです。現時点で二次流出の報告はなく、今後は白抜き処理ではなく完全なデータ削除を行うとともに、担当課によるダブルチェックを徹底することで再発防止に努めるとしています。
漏洩の可能性がある個人情報数:延べ235名
島根県浜田市の事案を見た県からの注意喚起で、同じ状態になっていることに気づいたようです。
10月10日(金) 浜田市
ホームページでの個人情報漏えいに当たる事案の発生について|浜田市事案の概要:島根県浜田市は、公式ホームページに掲載していた地域計画のPDFデータにおいて、農業者の氏名を非表示にするため白文字で記載していたものの、コピー&ペースト操作により氏名が表示される状態になっていたことが判明したと発表しました。市は連絡を受けた直後に該当ページを非公開とし、現時点で二次流出の報告はないとしています。漏えいの可能性がある情報は個人・法人合わせて1,613件にのぼり、市は今後、黒塗り処理を施したデータの再掲載と、全庁的な注意喚起および二重チェック体制の強化による再発防止に努めるとしています。
漏洩の可能性がある個人情報数:1,613件
地域計画の公表については、他の自治体でも情報漏えい事案が発生していますが、「特定の操作により閲覧可能」としか書かれていないだけで、同じ状態だったのかもしれません。
10月10日(金) 一戸町
個人情報漏えいのおそれがある事案の発生について/一戸町事案の概要:岩手県一戸町は、農業経営基盤強化促進法に基づく地域計画をホームページ上で公表した際、計画内に記載された氏名の不開示処理が不十分であったため、特定の操作により個人情報が閲覧可能な状態で公開されていた事案が発生したと発表しました。漏えいの可能性があるのは町内8地域における「地域の農業を担う者一覧」に記載された238件の氏名で、現時点では二次被害の報告はないとのことです。町は10月3日に該当ページを非公開とし、6日には総務省および個人情報保護委員会へ報告、7日には対象者への謝罪と注意喚起を行いました。原因はファイル作成時の不適切な処理および公開前の確認不足であり、今後は個人情報管理体制の強化と再発防止に努めるとしています。
漏洩の可能性がある個人情報数:238件
10月2日(木) 一関市
個人情報漏洩のおそれがある事案の発生について – 一関市事案の概要:岩手県一関市は、農業経営基盤強化促進法に基づく「地域計画」の公表ページにおいて、非公表処理されていた「農業を担う者」の氏名が、特定の操作により閲覧可能な状態となっていたことが令和7年9月30日に判明したと発表しました。対象となる個人情報は延べ936人分の氏名で、他の情報と結び付けて個人を特定できる状態ではなかったとしています。市は同日中に該当ページを非公開とし、修正後に再公表を行いました。現在のところ二次被害の報告はなく、アクセス件数は1,764回に上っています。原因は非公表処理の方法に誤りがあったことと、紙媒体での確認に依存しデータの確認が不十分だったことによるもので、市は今後、総務省や個人情報保護委員会への通報を含めた対応を行い、再発防止に向けて管理体制の強化を図るとしています。
漏洩の可能性がある個人情報数:農業を担う者936人