長崎県長与町は5日、税務課が業務メールを送信した際に宛先設定のミスがあり、町内の事業所のメールアドレス480件が漏洩したと発表しました。
12月8日（月） 長与町
町によりますと、誤送信が発生したのは12月4日の午後2時すぎです。税務課の職員が、令和7年分の給与支払報告書の提出を依頼するメールを事業所に向けて一斉送信しました。その際、本来であれば受信者同士の連絡先が見えない「BCC」で送るべきところを、誤って受信者全員のアドレスが表示される「TO」で送信してしまったということです。
対象となったのは838件の送信先のうち、1回目に送信された480件分で、受信した事業所間で互いのメールアドレスが閲覧できる状態となりました。
原因について町は、担当者が宛先設定を誤ったことに加え、送信前に定められている複数職員によるダブルチェックを怠ったためとしています。
事態に気づいた町は、送信から約20分後に対象者へメールの削除を依頼するとともに、謝罪を行いました。
町は今回の事態を受け、職員に対して個人情報管理の重要性を再周知するとともに、チェック体制を強化すると発表しました。また、再発防止策として、今後はメールでの一斉送信を見直し、地方税ポータルシステム（eLTAX）を通じたメッセージ送信の活用を検討するとしています。
※タイトルと要約は、AI（Gemini）が生成したものをベースにしています。
eLTAXを通じたメッセージ送信には、PCdesk【メッセージ照会】の利用が想定されていると考えられます。
情報漏えい対策として、以下のような点で優れています。
| 特徴 | 一般的な電子メール | eLTAXメッセージ機能 |
| 宛先ミス | To/Cc/Bccの選択ミスで、他人のアドレスが流出するリスクがある。 | システム内で個別のID（利用者ID）に対して格納するため、Bcc等の概念がなく、他人の情報が混ざる事故が起きない。 |
| 誤送信 | 一度送ってしまうと取り消せない。 | 万が一間違えても、相手が開封（ログイン）する前であれば、自治体側で削除・訂正できる場合がある（※システム仕様による）。 |
| セキュリティ | 経路や添付ファイルの暗号化が不十分な場合がある。ウイルス感染のリスクもある。 | 暗号化された専用回線・認証下でのやり取りのため、盗聴や改ざんのリスクが極めて低い。 |
| 添付ファイル | 容量制限や、パスワード付きZIP（PPAP）の廃止など課題が多い。 | 大容量のCSVデータ（給与支払報告書関連など）も安全に受け渡し可能。 |
送信する側からするとセキュリティ面で優れモノですが、メールに比べると明らかに受信する側の操作が煩雑です。
