順天堂大学は2025年11月21日、同大大学院スポーツ健康科学研究科の「女性スポーツ研究センター」において、独自に運用しているサーバーがランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃を受けたと発表しました。

11月21日(金) 順天堂大学
サイバー攻撃による情報漏洩の可能性に関するお知らせとお詫び|ニュース&イベント|順天堂大学
大学の発表によりますと、被害を受けたのは同センターが管理するファイル共有サーバーで、保存されていたファイルが暗号化されました。これにより、サーバー内に含まれていた個人情報が外部に流出したおそれがあるとしています。
流出した可能性があるのは、同センターが実施した研究や主催イベントの参加者、および教職員ら約850人分の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、口座情報などです。また、3人分のマイナンバーも含まれているということです。
大学側によりますと、当該システムは学校法人の基幹ネットワークや附属病院の診療系ネットワークとは独立した回線で運用されているため、診療業務など病院の運営への影響はないとしています。
事態の発覚後、大学は速やかに所轄の警察署へ相談するとともに、文部科学省および個人情報保護委員会への報告を行いました。現時点で具体的な情報の流出や、情報の悪用による二次被害などは確認されていないとのことです。
順天堂大学は現在、専門業者の協力のもとで詳細な調査とシステムの復旧を進めており、今後はセキュリティ対策を強化して再発防止に取り組むとしています。

※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。

