明治安田総合研究所が「恋愛・結婚に関するアンケート調査」レポートを2026年2月5日に発表しました。本レポートは、加速する「恋愛離れ」と「結婚観の二極化」、そして「推し活」や「生成AI」といった新たなトレンドが交錯する現代の恋愛・結婚市場の実態を浮き彫りにしています。
2月5日(木) 明治安田総合研究所
2026年 恋愛・結婚に関するアンケート調査サンプル数:8,872
■恋愛市場の縮小と「コスパ・タイパ」志向の浸透
まず注目すべきは、未婚者の「恋愛離れ」がさらに進行している点です。
調査によると、未婚者の4人に3人以上(76.3%)が「現在交際相手はいない」と回答しており、2023年の前回調査(72.0%)から上昇しています 。さらに、「恋愛・交際に関して興味がある」と答えた未婚者は半数を切り(49.5%)、前回(59.9%)から約10ポイントも低下しました 。
この背景には、若年層を中心に広がる「恋愛のコストパフォーマンス(コスパ)やタイムパフォーマンス(タイパ)」を重視する意識の変化が見え隠れします。
出会いのきっかけとして、20代後半から30代前半では「マッチングアプリ」が約3割を占めるなど、効率的な出会いを求める傾向が顕著です 。また、デート費用についても、インフレの影響を若年層ほど強く感じており 、経済的な負担が恋愛へのハードルを高めている可能性があります。
■結婚観の二極化:「なりゆき婚」の減少と「確実性」の追求
結婚に対する意欲も低下傾向にあります。「結婚したい」と考える未婚者は36.8%にとどまり、前回の47.3%から大きく減少しました 。
一方で、興味深いのは「交際=結婚」と捉える層の増加です。「付き合ったら結婚を考える」と答えた人は47.2%と、前回(43.9%)から上昇しています 。
これは、「とりあえず付き合う」という層が減り、「結婚前提でなければ付き合わない」という層と、「そもそも結婚も恋愛も望まない」という層への二極化が進んでいることを示唆しています 。婚活サービス市場においては、より「成婚への確実性」や「真剣度の高さ」を訴求するサービスへのニーズが高まると予想されます。
■「推し活」経済圏の拡大と「AI相談」の日常化
恋愛の代替、あるいは共存する形での「推し活」や「バーチャル恋愛」の浸透も無視できないトレンドです。
調査では、推し活やバーチャル恋愛の対象に「投げ銭」などの金銭提供を行っている人が半数を超えています 。1回あたりの平均額は1,000〜5,000円が最多ですが、累計では1万〜5万円の層が最も厚く 、着実な消費行動として定着しています。
また、Z世代(若年層)においては、3人に1人が「恋愛や仕事について生成AIに相談」しており 、AIが人生の意思決定におけるパートナーとしての地位を確立しつつあります。ただし、AI利用への対価としては「有料サービスは利用したくない」が7割を占めており 、マネタイズには工夫が必要な状況です。
本レポートから読み取れるのは、従来の「恋愛→結婚」という単線的なライフコースを前提とした「リアル恋愛市場」の縮小です。
拡大する「推し活市場」や、効率性を求める「マッチング市場」、そして孤独や不安を解消する「AIパートナー市場」といった、多様化するニーズに即した多角的なアプローチが求められています。
※タイトルと要約、イメージは、AI(Gemini)が生成したものをベースにしています。

